📒 日商簿記3級 手形
手形の割引とは?日商簿記3級試験対策でわかりやすく解説
手形の割引とは何か
手形の割引(てがたのわりびき)とは、受け取った手形(受取手形)を満期日前に銀行に持ち込み、割引料(手数料)を差し引かれた金額で現金化することです。受取手形が減少し、現金が増加しますが、偶発債務(万一手形が不渡りになった場合の支払義務)が発生します。
手形の割引の仕訳と仕組み
例:受取手形200,000円(満期まで3ヶ月)を銀行で割り引き、
割引料1,500円を差し引かれた残額が当座預金に入金された
割引料:200,000 × 年利3% × 3/12 = 1,500円
入金額:200,000 - 1,500 = 198,500円
借方:当座預金 198,500円
借方:手形売却損 1,500円 / 貸方:受取手形 200,000円
試験のキモ
割引料は「手形売却損」(費用)として処理します。受取手形が減少するだけでなく、差額が費用として計上される点が重要です。
また、手形の裏書き譲渡(受け取った手形を第三者に渡す)との違いも押さえましょう:
裏書き譲渡(買掛金200,000円の支払いに受取手形を使用):
借方:買掛金 200,000円 / 貸方:受取手形 200,000円
(割引料は発生しない)
混同しやすい用語
- 手形の割引 vs 手形の裏書き:割引は銀行に現金化(手形売却損が発生)、裏書きは第三者に譲渡(損なし)
- 手形売却損(費用) vs 支払手数料(費用):どちらも費用だが、手形割引の場合は手形売却損を使う
試験対策・関連リンク
簿記3級 過去問では手形の割引と裏書きがセットで問われることがあります。「割引→銀行→手形売却損が発生」「裏書き→第三者→費用なし」と対比して仕訳 覚え方を整理しましょう。T字勘定で受取手形の増減を追う練習も効果的です。
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