💰 FP3級 リスク管理
損害保険の基本とは?火災・自動車保険をわかりやすく解説
損害保険の基本原則
損害保険には以下の重要な原則があります。
- 実損てん補の原則:実際の損害額だけが補償される(損害以上の保険金は出ない)
- 利得禁止の原則:保険によって利益を得ることは認められない
- 給付・反対給付均等の原則:保険料はリスクに見合った額でなければならない
💡 損害保険は「損害を補填するもの」。生命保険と異なり、二重で加入しても実損以上はもらえません。
火災保険
火災・風水害・落雷・爆発などによる建物・家財の損害を補償する保険です。
地震保険
地震・噴火・津波による損害は火災保険では補償されません。地震保険は火災保険に付帯する形でのみ加入できます。
- 保険金額:火災保険の30〜50%の範囲
- 損害の程度:全損・大半損・小半損・一部損で保険金が異なる
❌ 「火災保険に入れば地震も補償」は誤りです。地震保険は別途加入が必要です。
自動車保険
| 種類 | 加入 | 補償内容 |
|---|---|---|
| 自賠責保険(強制保険) | 法律で義務 | 人身事故(死傷)のみ。物損・自分のケガは対象外 |
| 任意保険 | 任意 | 対人・対物・搭乗者・車両損害など幅広く補償 |
任意保険の主な種類
- 対人賠償保険:相手方への人身損害賠償(自賠責を超えた部分)
- 対物賠償保険:相手の車・物への損害賠償
- 搭乗者傷害保険:同乗者のケガ・死亡
- 車両保険:自分の車への損害
重要ポイントの整理
✅ 「地震保険は火災保険に付帯のみ」と、「自賠責保険は人身のみ補償」が頻出ポイントです。
- 損害保険:実損てん補・利得禁止が原則
- 地震保険:火災保険の付帯のみ(30〜50%の範囲)
- 自賠責:強制加入・人身のみ
- 任意保険:対人・対物・搭乗者・車両損害
損害保険の種類と仕組み
損害保険は「実損填補の原則」に基づき、実際の損害額を限度として保険金が支払われます。自動車保険・火災保険・地震保険・傷害保険・賠償責任保険などが代表的です。
| 保険の種類 | 対象リスク | 特徴 |
|---|---|---|
| 自動車保険(任意) | 事故による損害 | 対人・対物・車両・人身傷害等 |
| 火災保険 | 火災・風災・水災等 | 地震は別途地震保険が必要 |
| 地震保険 | 地震・噴火・津波 | 火災保険とセット加入が必須 |
| 傷害保険 | 急激・偶然・外来の傷害 | 病気は原則対象外 |
💡 地震保険は単独では加入できず、火災保険とセットで契約します。保険金額は火災保険の30〜50%の範囲で設定します。
🎯 FP3級 試験対策まとめ
損害保険料控除は2006年に廃止されましたが、地震保険料控除は継続しています。地震保険料控除の限度額は所得税で最大50,000円、住民税で最大25,000円です。
自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)は対人賠償のみを補償する強制保険で、全車両への加入が義務付けられています。対人賠償の限度額は死亡3,000万円、傷害120万円、後遺障害4,000万円(最高)です。物損(対物)は補償されないため、任意保険との組み合わせが必要です。
⚠️ 試験注意点:超過保険(保険金額>保険価額)でも実損填補の原則から損害額以上は支払われません。複数の保険に加入している場合も損害額を限度に各保険会社が按分負担します(比例補償方式)。
📝 損害保険の重要用語と割引
損害保険の重要用語を整理します。保険価額とは保険の対象物の時価(実際の価値)。保険金額とは契約で設定した補償の上限額。一部保険(保険金額<保険価額)では損害が発生しても比例補償となります。例えば保険価額2,000万円に対して保険金額1,000万円(50%)で加入している場合、損害が500万円でも250万円しか支払われません。自動車保険の「ノンフリート等級制度」は事故歴に応じて保険料が変わる仕組みで、無事故で等級が上がり保険料が下がります。