日本史解説
奈良時代・平安時代の政治と文化|日本史クイズ対策
奈良時代(710〜794年)
基本情報
710年に元明天皇が平城京(現在の奈良市)に都を移したことで奈良時代が始まりました。
聖武天皇と仏教
- 聖武天皇は仏教の力で国を守ろうと、各国に国分寺・国分尼寺を建てた
- 都には東大寺を建て、大仏(盧舎那仏)を造立した
- 奈良時代の大仏は高さ約15m、完成は752年
遣唐使
630年から始まった中国(唐)への使節団。阿倍仲麻呂・玄昉・吉備真備らが渡唐して学問を持ち帰り、日本の制度・文化の発展に貢献しました。
奈良時代の文化(天平文化)
- 古事記(712年)・日本書紀(720年):最古の歴史書
- 万葉集:最古の和歌集(約4,500首)天皇から農民まで様々な人が詠んだ
- 正倉院:東大寺の宝庫。シルクロードを通じた国際色豊かな宝物が保存されている
平安時代(794〜1185年)
基本情報
794年に桓武天皇が平安京(現在の京都)に都を移しました。約400年続いた最も長い時代のひとつです。
藤原氏の摂関政治
- 藤原氏が天皇家と婚姻を重ね、摂政・関白として政治を行う(摂関政治)
- 藤原道長の時代に最盛期(1016年に摂政)
- 道長の「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の…」の歌は有名
平安時代の文化(国風文化)
- かな文字の発達:漢字をもとにひらがな・カタカナが生まれた
- 源氏物語:紫式部が書いた世界最古の長編小説
- 枕草子:清少納言のエッセイ(随筆)
- 土佐日記:紀貫之が書いた仮名文学
✅ クイズ頻出ポイント
東大寺→聖武天皇。万葉集→最古の和歌集。源氏物語→紫式部。枕草子→清少納言。遣唐使廃止(894年)→菅原道真の建議。
東大寺→聖武天皇。万葉集→最古の和歌集。源氏物語→紫式部。枕草子→清少納言。遣唐使廃止(894年)→菅原道真の建議。
奈良時代の主要な出来事
| 出来事 | 年 | 内容 |
|---|---|---|
| 平城京遷都 | 710年 | 奈良に都を移す。唐の長安を模した都城 |
| 大宝律令 | 701年 | 刑法(律)と行政法(令)を整備 |
| 墾田永年私財法 | 743年 | 新たに開墾した土地の永久私有を認める→私有地(荘園)の始まり |
| 東大寺大仏建立 | 752年 | 聖武天皇が国家鎮護のため建立 |
平安時代と藤原氏の摂関政治
- 平安京遷都(794年):桓武天皇が京都に遷都
- 摂関政治:藤原氏が天皇の外戚となり、摂政・関白として実権を握る
- 藤原道長(966〜1028年):「この世をば 我が世とぞ思ふ」
- 院政(1086〜):白河上皇が位を譲った後も実権を持ち続ける政治形態
✅ 国風文化
9〜11世紀、遣唐使廃止後に日本独自の文化が発展。かな文字の発達(「竹取物語」「枕草子」「源氏物語」)が代表的。
9〜11世紀、遣唐使廃止後に日本独自の文化が発展。かな文字の発達(「竹取物語」「枕草子」「源氏物語」)が代表的。
遣唐使と国際交流
遣唐使(けんとうし):奈良〜平安時代に唐(中国)に派遣された使節団。最澄・空海などが留学僧として渡航し、仏教・文化・制度を持ち帰った。894年に菅原道真の建言で廃止(唐の衰退・航海の危険)。
- 最澄:天台宗を開く(比叡山延暦寺)
- 空海:真言宗を開く(高野山金剛峯寺)
- 鑑真:唐から来た僧。戒律(かいりつ)を伝え、唐招提寺を創建
正倉院:東大寺に現存する校倉造(あぜくらづくり)の宝庫。聖武天皇ゆかりの宝物が多数保管されており、シルクロードを通じた国際交流の様子を伝える。
奈良・平安時代の試験対策まとめ
重要年号:710年(奈良遷都・「なんと立派な平城京」)、794年(平安京遷都・「鳴くよウグイス平安京」)、894年(遣唐使廃止・「白紙に戻す遣唐使」)。律令制度:大宝律令(701年)で制度化。班田収授法で口分田(くぶんでん)を6歳以上に配布→死ぬと国に返す。租(稲)・庸(布または労役)・調(特産物)の税制。摂政・関白の違い:摂政は天皇が幼少・女性のとき代わりに政治を行う。関白は成人した天皇を補佐する。藤原道長・頼通が全盛期(11世紀)。院政:位を譲った上皇が「院」として実権を持つ政治形態。白河・鳥羽・後白河上皇が有名。