💻 システム管理
バックアップの種類とは?フル・差分・増分バックアップをわかりやすく解説
バックアップとは
バックアップとは、データの喪失に備えてデータのコピーを別の場所に保存する作業です。ハードウェア障害・ランサムウェア・誤操作など様々なリスクに対応するための重要な対策です。
💡 バックアップは「いざという時のための保険」です。取っていれば復旧できますが、取っていなければ取り返しがつきません。
バックアップの3種類
① フルバックアップ
すべてのデータを毎回バックアップする方式です。
- ✅ 復旧が簡単(1回分のバックアップを戻すだけ)
- ❌ 時間・容量が最も多くかかる
② 差分バックアップ
前回のフルバックアップ以降に変更されたデータをバックアップする方式です。
- ✅ フルより時間・容量が少ない
- ✅ 復旧は「フル+最新の差分」の2回分でできる
- ❌ 日がたつほど差分のサイズが大きくなる
③ 増分バックアップ
前回のバックアップ(フルまたは増分)以降に変更されたデータのみをバックアップする方式です。
- ✅ バックアップ時間・容量が最も少ない
- ❌ 復旧には「フル+すべての増分」が必要で時間がかかる
| 種類 | 対象 | バックアップ時間 | 復旧時間 |
|---|---|---|---|
| フル | 全データ | 最長 | 最短(1回分) |
| 差分 | 前回フル以降の変更 | 中間(増加) | 短い(フル+最新差分) |
| 増分 | 前回バックアップ以降の変更 | 最短 | 最長(フル+全増分) |
❌ 差分と増分の違い:差分は「フルバックアップ基準」、増分は「前回バックアップ基準」です。混同しやすいので注意。
3-2-1ルール
バックアップのベストプラクティスとして「3-2-1ルール」が知られています。
- 3:データのコピーを3つ保持する
- 2:2種類の異なるメディアに保存する
- 1:1つはオフサイト(別の場所)に保管する
試験対策ポイント
✅ 3種類の比較表を覚えましょう。「差分 = フル基準」「増分 = 前回バックアップ基準」の違いが頻出です。
- フル:全データ → 復旧簡単・容量大
- 差分:フル以降の変更 → 中間的
- 増分:前回以降の変更 → バックアップ速・復旧遅