ITパスポート|ネットワーク・インフラ
クラウドとオンプレミスの違いとは?IaaS・PaaS・SaaSをわかりやすく解説
ITパスポート対策 / 読了:約4分
クラウドとオンプレミスの違い
オンプレミス(On-Premises)とは、サーバーやソフトウェアを自社内に設置・管理する方式です。クラウドとは、インターネット経由で外部のサーバーやサービスを利用する方式です。
比較表
- 初期コスト:オンプレミス→高い(機器購入)/ クラウド→低い(従量課金)
- 柔軟性:オンプレミス→変更に時間・コストがかかる / クラウド→すぐにスケールアップ・ダウン
- セキュリティ管理:オンプレミス→自社で完全管理 / クラウド→クラウド事業者と共同
- 可用性:オンプレミス→自社の管理次第 / クラウド→高可用性が保証されることが多い
ポイント:「クラウドの方が常にコストが低い」は誤りです。長期間・大規模に使う場合はオンプレミスの方が安くなることがあります。
クラウドサービスの種類:IaaS・PaaS・SaaS
SaaS(Software as a Service)
ソフトウェアをサービスとして提供します。ユーザーはアプリケーションを利用するだけで、インフラや基盤は全てクラウド事業者が管理します。
例:Gmail・Microsoft 365・Salesforce・Slack・Zoom
PaaS(Platform as a Service)
アプリケーション開発・実行のためのプラットフォームを提供します。開発者はインフラを意識せずにアプリを開発できます。
例:Google App Engine・Heroku・AWS Elastic Beanstalk
IaaS(Infrastructure as a Service)
仮想サーバー・ストレージ・ネットワークなどのインフラを提供します。OSのインストールから自分で管理できる柔軟性があります。
例:Amazon EC2・Microsoft Azure VM・Google Compute Engine
覚え方:「SaaS→全部おまかせ」「PaaS→開発環境だけおまかせ」「IaaS→土台だけおまかせ」
クラウドの種類
- パブリッククラウド:不特定多数の企業・個人が共有するクラウド。AWS・Azure・GCPなど
- プライベートクラウド:特定の企業専用のクラウド環境。セキュリティ要件が高い場合に選ばれる
- ハイブリッドクラウド:パブリックとプライベートを組み合わせる。機密データはプライベート、一般処理はパブリックなど
- マルチクラウド:複数のクラウド事業者を使い分ける。特定事業者への依存を避けられる
よくある間違いとひっかけ
❌ 「クラウドは常にオンプレミスよりコストが低い」は誤り
利用量・期間・規模によって異なります。小規模・短期ならクラウドが有利ですが、大規模・長期では所有した方が安くなることがあります。
❌ SaaS・PaaS・IaaSの順番を逆に覚える
IaaS→PaaS→SaaSの順に、クラウド事業者が管理する範囲が広くなります。SaaSが最も「おまかせ度が高い」サービスです。
まとめ
- オンプレミスは自社管理・高初期コスト、クラウドは外部利用・従量課金
- IaaS・PaaS・SaaSはクラウドをどのレベルで借りるかの違い
- SaaSはアプリのみ使用、PaaSは開発基盤まで、IaaSはインフラから
- パブリック・プライベート・ハイブリッドの3種類がある
- クラウドが常にコスト優位とは限らない
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