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問題管理とは?

インシデントの「火消し」で終わらず、二度と起こらないよう根本原因を突き止める——再発防止を目的としたITILのプロセス。

🎬 こんなシーンを想像
社内システムが月に3回落ちた。ITサポートは毎回「再起動で復旧!」で終わらせてきた。
でも4回目が起きた。上司が怒った:「なぜ再発するんだ、根本原因を調べろ!」
→ その「根本原因を探って再発を防ぐ活動」が問題管理
⚡ インシデント管理 vs 問題管理

インシデント管理

  • 目的:業務を早く再開させる
  • 手段:暫定的な回復(再起動・迂回)
  • タイミング:障害が起きたとき
  • 根本原因は問わない

問題管理

  • 目的:根本原因を特定・解決
  • 手段:原因分析・恒久対処
  • タイミング:再発防止のため
  • 二度と起きないことを目指す

火事にたとえると——インシデント管理は消火活動、問題管理は火災原因の調査と防火対策

🗺️ 問題管理のプロセス
① 問題の検出・記録
繰り返し起きるインシデントや重大障害から「問題」として認識し、記録する。
② 分類・優先順位付け
影響範囲・緊急度に応じて優先順位をつけ、どの問題から取り組むかを決める。
③ 根本原因分析(RCA)
なぜその問題が起きるのかを掘り下げる(フィッシュボーン図・なぜなぜ分析など)。
④ 既知エラー(KEDB)へ登録
根本原因と回避策が判明したら「既知エラーデータベース(KEDB)」に登録し、次回のインシデント対応を速める。
⑤ 恒久対処・変更要求
根本原因を取り除く恒久的な解決策を実施。必要なら変更管理プロセスへ。
⑥ クローズ・レビュー
問題が解決したことを確認し、再発がないかを監視してクローズ。
⚠️ ひっかけ注意ポイント
インシデント管理と問題管理を逆に答えやすい
「素早く復旧させる」→ インシデント管理。「根本原因を取り除いて再発防止」→ 問題管理。「速さ」か「根本解決か」で区別する。
「問題」はITIL用語として定義がある
一般語の「問題」とは違い、ITILでは「一つ以上のインシデントの根本原因(または潜在的な原因)」のこと。日常語と混同しない。
KEDBは問題管理の産物
既知エラーデータベース(KEDB)は問題管理が生み出す成果物。インシデント管理チームがKEDBを参照することで素早い暫定対処が可能になる。
判断のコツ
「根本原因」「再発防止」「恒久対処」が出たら → 問題管理
🧠 覚え方(無理やりゴロ)
インシデント管理=消防士(火を消す)
問題管理=消防調査官(なぜ燃えたかを調べる)

「問題管理は"もん(問)だいを根(こん)こそぎ」→ もんこん=根本原因を取り除く