💻 ITパスポート | ストラテジ系
ROI
(投資利益率)
「このプロジェクトに投資した費用、いくら回収できた?」を数値化する指標。IT投資の費用対効果を測る。
🎬 こんなシーンを想像
会社が新しい業務管理システムを1000万円で導入した。導入後、業務効率化により年間400万円のコスト削減ができた。
「この投資、元が取れてるの?どれくらい儲かったの?」
…それを答えるのがROI(投資利益率)!
📊 ROIの計算式と例
ROI = 利益 ÷ 投資額 × 100(%)
利益=収益(効果)- 投資額 ※投資額そのものを引くパターンもある
投資
1000万円
導入時
効果400万
1年目
1年後
効果400万
2年目
2年後
効果400万
3年目
3年後
総効果1200万 - 投資1000万 = 利益200万円
ROI = 200 ÷ 1000 × 100 = 20%
計算手順
① 投資額:1,000万円
② 効果(3年間):400万円 × 3年 = 1,200万円
③ 利益:1,200万円 − 1,000万円 = 200万円
④ ROI:200万円 ÷ 1,000万円 × 100
ROI = 20%(100%超えで元が取れた!)
📋 ROI・ROE・ROAの使い分け
指標
何を測るか
分母
主な用途
ROI
特定投資の回収率
投資額
プロジェクト判断
ROE
株主資本の活用度
自己資本
投資家向け経営評価
ROA
全資産の活用度
総資産
経営全体の効率評価
ROIは「I=Investment(投資)」。
この投資にいくら使って、いくら返ってきたか
を見る。
⚠️ ひっかけ注意ポイント
ROIとROEの混同が最多の落とし穴
ROI=「特定の投資案件の費用対効果」。ROE=「会社全体の株主資本に対する利益率」。ROIはプロジェクト単位、ROEは会社全体。
ROIが100%でやっと「元が取れた」
ROI=20%では「投資額の20%が利益」。元が取れた(投資額=回収額)は ROI=100%。0%以下は赤字。
「利益」の定義に注意
問題によって利益の定義が「収益−投資額」か「収益そのもの」かで計算が変わる。問題文で「利益」の定義を必ず確認すること。
ROIが高いほど常によいとは限らない
ROIが高くても、リスクが高い・期間が短い・倫理的問題がある投資は避けるべき。ROIは一つの判断材料。
🧠 覚え方(無理やりゴロ)
ROI=「お~い!投資(I)した分、返ってきた?」
I=Investment(投資額)で割る
「I(アイ)=自分が出した投資」
ROI:自分の投資で割る(プロジェクト向け)
ROE:株主の資本で割る(投資家向け)
ROA:全部の資産で割る(経営全体向け)