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SWOT分析とは?強み・弱み・機会・脅威の使い方と具体例を解説
読了:約4〜5分
SWOT分析とは何か
SWOT分析とは、事業や組織の現状を4つの視点から整理する経営分析手法です。
- S(Strengths:強み):自社の内部にある競合優位性
- W(Weaknesses:弱み):自社の内部にある改善すべき点
- O(Opportunities:機会):外部環境にある自社にとって有利な変化
- T(Threats:脅威):外部環境にある自社にとって不利な変化
ポイント:S・Wは自社でコントロールできる「内部環境」、O・Tは自社でコントロールできない「外部環境」です。
SWOT分析の具体例
例:地方の老舗和菓子店
- 強み(S):100年以上の歴史・地元での知名度・職人の技術
- 弱み(W):後継者不足・EC販売の経験がない・設備が老朽化
- 機会(O):和菓子の海外人気の高まり・インバウンド需要・SNSでの拡散
- 脅威(T):コンビニスイーツとの競合・原材料費の高騰・人口減少
例:IT系スタートアップ
- 強み(S):優秀なエンジニア・素早い意思決定・独自技術
- 弱み(W):資金力の不足・ブランド認知度が低い・営業力が弱い
- 機会(O):DX推進の追い風・クラウド市場の拡大
- 脅威(T):大手企業の参入・優秀な人材の取り合い
クロスSWOT分析:戦略立案への展開
SWOT分析を戦略立案に使うために、4つの要素を組み合わせたクロスSWOT(TOWS分析)があります。
- S×O(強み×機会):積極戦略。強みを活かして機会を最大限に生かす
- W×O(弱み×機会):改善戦略。弱みを補強して機会を取り込む
- S×T(強み×脅威):差別化戦略。強みで脅威に対抗・回避する
- W×T(弱み×脅威):防衛・撤退戦略。弱みと脅威が重なる最悪のケースを避ける
他の分析手法との違い
3C分析
Customer(顧客)・Competitor(競合)・Company(自社)の3つの視点で市場を分析します。SWOTの前段階として使われることが多いです。
PEST分析
Politics(政治)・Economy(経済)・Society(社会)・Technology(技術)の4要素で外部環境を分析します。SWOTのO(機会)・T(脅威)を詳しく分析するために使います。
5フォース分析
業界の競争構造を5つの力(新規参入・代替品・買い手・売り手・既存競合)で分析するポーター提唱の手法です。
よくある間違いとひっかけ
❌ 「機会(O)は自社に有利なものすべて」は誤り
SWOTの機会(O)は「外部環境」の変化です。自社の内部にある強みはS(Strengths)です。機会は「市場の変化・競合の動向・規制の変化」など外的要因を指します。
❌ SWOTは分析して終わり
SWOTは戦略立案のためのツールです。クロスSWOT分析で具体的な戦略に落とし込んで初めて意味を持ちます。
まとめ
- SWOT分析はS(強み)・W(弱み)・O(機会)・T(脅威)の4視点での分析
- S・Wは内部環境、O・Tは外部環境
- クロスSWOTで4要素を掛け合わせて戦略を立案する
- PEST分析・3C分析・5フォース分析と組み合わせて使うのが一般的
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