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VPNとは?仕組み・用途・テレワークでの活用をわかりやすく解説
ITパスポート対策 / 読了:約4分
VPNとは何か
VPN(Virtual Private Network:仮想プライベートネットワーク)は、インターネットなどの公衆ネットワーク上に、暗号化された専用のトンネルを作り出す技術です。あたかも専用線でつながっているかのように、安全に通信できます。
ポイント:VPNの「Virtual(仮想)」とは、物理的な専用回線ではなく、ソフトウェアで仮想的な専用線を作ることを意味します。
VPNが必要な理由
インターネットは誰でも使える公衆ネットワークです。このままデータを送ると盗聴される恐れがあります。VPNを使うと通信が暗号化され、たとえ傍受されても内容を読めません。
VPNの仕組み:トンネリングと暗号化
トンネリング
データをカプセル化(別のパケットに包む)して送ることで、外部から見えない「トンネル」を作ります。トンネルの出入口でカプセル化・解除が行われます。
主なVPNプロトコル
- IPsec:ネットワーク層で暗号化。企業間VPNで広く使われる
- SSL/TLS VPN:Webブラウザ経由でアクセスできる。リモートアクセスに適している
- L2TP/IPsec:モバイルデバイスのVPN接続でよく使われる
- OpenVPN:オープンソースのVPN。柔軟性が高い
VPNの主な用途
テレワーク・リモートアクセス
自宅から会社のサーバーに安全にアクセスするために使います。コロナ禍以降、企業でのVPN利用が急増しました。
拠点間接続
本社と支社を安全につなぐためにVPNを使います。物理的な専用線より大幅に安価です。
プライバシー保護
カフェや空港の公共Wi-Fiを使う際にVPNを使うと、通信内容の盗聴を防げます。また、接続元のIPアドレスをVPNサーバーのIPに変えることができます。
よくある間違いとひっかけ
❌ 「VPNを使えば完全に匿名になれる」は誤り
VPNはIPアドレスを変えることができますが、VPNサービス提供者にはアクセスログが残ります。また、Webサイトでのログインやクッキーによる追跡は別の話です。完全な匿名性は保証されません。
❌ VPNは「暗号化」だけの技術である
VPNはトンネリング(カプセル化)と暗号化の組み合わせです。暗号化だけでなく、専用ネットワークのように使えることがVPNの特徴です。
まとめ
- VPNはインターネット上に暗号化された仮想専用線を作る技術
- トンネリングでデータをカプセル化し、暗号化で保護する
- テレワーク・拠点間接続・公共Wi-Fiでの通信保護に活用
- IPsec・SSL VPN・L2TPなど複数のプロトコルがある
- VPNで完全な匿名性は保証されない
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