📖 漢字検定 誤読・本則vs慣用
「憧憬」の読み方|しょうけい・どうけい どっちが正しい?漢検 過去問・独学完全対策
「憧憬」の読み方――しょうけい?どうけい?
花子は小さい頃からずっと宇宙飛行士に「憧憬」を抱いてきた。好きな本には「しょうけい」とルビが振られていた。でもある日、ニュースキャスターが「どうけい」と言っていた。「えっ、どっちが正しいの?」と花子は頭を抱えた。漢検の過去問でも問われる本則と慣用の違い、ここで完全に整理しよう。
漢検では「本則の読み」を重視する。「憧憬」は本則「しょうけい」が正解。「どうけい」は慣用読みとして許容されているが、漢検の読み問題では「しょうけい」を答えるのが安全だ。
| 読み方 | 区分 | 漢検での扱い |
|---|---|---|
| しょうけい | 本則(正式) | 正解(推奨) |
| どうけい | 慣用読み(許容) | 許容されるが本則でない |
意味は「あこがれ・思いをはせること」。「憧」も「憬」もともに「あこがれる」を表す字。両方が同じ意味の漢字を重ねた「並列構造」の熟語だ。
なぜ「どうけい」という慣用読みが広まったのか
「憧」の字は訓では「あこがれる(憧れる)」と読む。この訓読みの「ドウ」(憧の音読み「ショウ」とは別)から「どうけい」が慣用化したと考えられている。アナウンサーや著名人が「どうけい」と発音したのが定着した流れだ。
「憧」の読み分け
| 読み方 | 用法 |
|---|---|
| ショウ(音読み・本則) | 憧憬(しょうけい) |
| あこがれる(訓読み) | 憧れる・憧れ |
「憬」の音読みは「ケイ」。訓では「あこがれる(憬れる)」とも読む(慣用)。漢検 独学では「憧=ショウ・あこがれる」「憬=ケイ・あこがれる」とセットで覚えるとよい。
「憧憬」の字形と成り立ち
「憧」も「憬」もともに忄(りっしんべん)が左側にある。忄は「心」の変形で、心の動きや感情を表す漢字につく部首だ。「あこがれ」という純粋な感情に「心」が付いているのは理にかなっている。
| 漢字 | 構成 | 意味 |
|---|---|---|
| 憧 | 忄(心)+童(どう) | 子どものような純粋なあこがれ |
| 憬 | 忄(心)+景(けい) | 景色を見るような心の広がり |
「憧」の右側「童(わらべ)」は子どもを表す字。子どものように目を輝かせてあこがれるイメージが字形に込められている。「憬」の右側「景(けい)」は「眺め・景色」。遠くの景色に心が向かうイメージだ。
漢検 独学・過去問での出題パターン
「憧憬」は漢検 準2級〜2級で読み問題・書き取り問題・訓読み問題の3パターンで出る。独学での勉強方法として、以下の3点を押さえると合格率が上がる。
出題パターン別の対策
| 出題形式 | 出題例 | 正解 |
|---|---|---|
| 読み問題 | 「憧憬の念を抱く」の読みは? | しょうけい |
| 書き取り | 「ショウケイのまなざしを向けた」 | 憧憬 |
| 訓読み | 「憧_る」の送り仮名は? | れ(憧れる) |
関連語でまとめて覚える
- 憧れ(あこがれ)—「夢や目標への強い思い」
- 憧憬(しょうけい)—「書き言葉・文章語」としての「あこがれ」
- 敬慕(けいぼ)—「尊敬し慕うこと」(類義語)
- 熱望(ねつぼう)—「熱く望むこと」(近い意味)
「漢検の過去問では同音異義語・類義語と合わせて問われることがある」と先生が言っていた。「憧憬=しょうけい」「敬慕=けいぼ」をペアで覚えておくと一石二鳥だ。
「憧憬」まとめ
- 本則の読みは しょうけい(漢検正解)。「どうけい」は慣用読みで許容
- 意味:あこがれ・思いをはせること
- 「憧」=忄+童(ショウ)、「憬」=忄+景(ケイ)——両方とも「心(忄)」が部首
- 訓読み「憧れる(あこがれる)」も覚える
- 本則vs慣用の問題は漢検 準2級〜2級の頻出テーマ。過去問で繰り返し出る
覚え方:「憧憬」の両字ともに「忄(心)」がある。「心が童(子ども)のように、心が景色(遠く)に向かう」=純粋なあこがれ。