分数の足し算・引き算・掛け算・割り算のやり方|算数クイズ対策
分数の基本
分数は「全体をいくつかに分けたうちのいくつ分」を表す数です。
2 ← 分子(ぶんし)
──
3 ← 分母(ぶんぼ)
「3分の2」と読む
約分と通分
約分(やくぶん)
分子と分母を同じ数で割って、かんたんな分数にすること。
例:6/8 → 分子と分母を2で割る → 3/4
通分(つうぶん)
分母が違う分数の計算をするとき、分母を同じ数にそろえること。
例:1/2 と 1/3 → 1/2 = 3/6、1/3 = 2/6 と通分する
足し算・引き算
分母が同じ場合
分子どうしを足す(または引く)だけ。分母はそのまま。
例:2/5 + 1/5 = 3/5
分母が違う場合
先に通分してから、分子を計算する。
例:1/2 + 1/3 → 3/6 + 2/6 = 5/6
帯分数(たいぶんすう)の計算
帯分数(1と2/3のような数)は仮分数(5/3)に直してから計算すると簡単。
例:1と1/2 + 1と1/3 → 3/2 + 4/3 → 9/6 + 8/6 = 17/6 = 2と5/6
掛け算・割り算
掛け算(×)
分子どうし、分母どうしをかけ合わせる。
例:2/3 × 3/4 = (2×3)/(3×4) = 6/12 = 1/2
割り算(÷)
割る分数をひっくり返して(逆数にして)掛け算にする。
例:2/3 ÷ 4/5 = 2/3 × 5/4 = 10/12 = 5/6
÷4/5 を計算するとき、「ひっくり返すのは割る方(4/5)だけ」。割られる方(2/3)はそのまま。
分数計算のルールまとめ
| 演算 | ルール | 例 |
|---|---|---|
| 足し算・引き算 | 通分してから計算 | 1/3+1/4 = 4/12+3/12 = 7/12 |
| 掛け算 | 分子×分子、分母×分母 | 2/3×3/5 = 6/15 = 2/5 |
| 割り算 | 割る数を逆数にして掛ける | 2/3÷4/5 = 2/3×5/4 = 10/12 = 5/6 |
分数と小数の変換:1/4=0.25、1/3≒0.333…、1/8=0.125。分数を小数にするには分子÷分母。
帯分数と仮分数
- 帯分数:整数部分+分数(例:2と3/4)
- 仮分数:分子が分母以上の分数(例:11/4)
- 帯分数→仮分数:整数×分母+分子を分子にする(2と3/4 → 2×4+3=11/4)
約分は分子・分母を最大公約数で割る。通分は最小公倍数を新しい分母にする。計算の最後は必ず約分して既約分数にすること。
分数の混合計算
計算の優先順位(PEMDAS)は分数でも同じ。掛け算・割り算を先に、足し算・引き算を後に。
例:1/2 + 1/3 × 3/4 = 1/2 + 1/4 = 2/4 + 1/4 = 3/4
分数を含む方程式:両辺に分母の最小公倍数を掛けて分数を消してから解く。
分数を使った比と割合
「A対B=3:4」は、A=3kの倍数、B=4kの倍数と表せる(kは正の整数)。比の問題の解き方:
- 合計が35のとき3:4で分けると → 35×3/7=15と35×4/7=20
- 比の外項の積=内項の積:a:b=c:d ならad=bc(比例式)
分数の文章題でのコツ:「全体のうちの〇分の〇」という表現が出たら掛け算。「〇で割ると〇」という表現が出たら逆数にして掛ける。単位を統一することも重要(時間・距離・重さなど)。
分数の試験対策まとめ
分数計算で最も多いミス:約分を忘れる、通分で分子の計算を間違える、割り算で逆数を取り忘れる。防止策:最後に必ず約分チェック、通分は式を書いてから計算、割り算はまず「÷を×に変えて分子分母を逆に」と書いてから計算。分数の大小比較:通分して分子を比べる。1/3と2/5を比べる→5/15と6/15→2/5が大きい。小数の方が直感的な場合は変換して比べる(1/3≒0.333、2/5=0.4→2/5が大きい)。循環小数:1/3=0.333…(3が繰り返す)、1/7=0.142857142857…(6桁が繰り返す)。これらを分数に戻す計算も試験に出る。