算数解説
整数・素数・公倍数・公約数の求め方|算数クイズ対策
整数の基本用語
| 用語 | 説明 | 例 |
|---|---|---|
| 偶数 | 2で割り切れる整数 | 2,4,6,8,10… |
| 奇数 | 2で割り切れない整数 | 1,3,5,7,9… |
| 素数 | 1と自身以外で割り切れない2以上の整数 | 2,3,5,7,11,13… |
✅ 1は素数ではない!
素数は「1と自分以外に約数がない2以上の自然数」。1は素数に含まれない。最小の素数は2(唯一の偶数の素数)。
素数は「1と自分以外に約数がない2以上の自然数」。1は素数に含まれない。最小の素数は2(唯一の偶数の素数)。
公倍数と最小公倍数(LCM)
2つ以上の整数に共通する倍数を公倍数といいます。その中で最も小さいものが最小公倍数です。
求め方
12と18の最小公倍数:
12=2²×3、18=2×3² → 2²×3²=36
(各素因数の最大のべき乗をかける)
公約数と最大公約数(GCD)
2つ以上の整数に共通する約数を公約数といいます。その中で最も大きいものが最大公約数です。
求め方(ユークリッドの互除法)
48と36の最大公約数:
48=36×1+12 → 36=12×3+0 → 最大公約数=12
⚠ 分数の約分に使える
最大公約数を使って分数を約分できる。例:48/36 → 12で割る → 4/3
最大公約数を使って分数を約分できる。例:48/36 → 12で割る → 4/3
素数と素因数分解
素数とは1と自分自身以外に約数を持たない整数。2・3・5・7・11・13・17・19・23・29…
1は素数ではない。2は唯一の偶数の素数。
素因数分解:整数を素数のかけ算で表す。例:36=2²×3²、60=2²×3×5
✅ 樹形図で素因数分解
割り切れる素数で順番に割っていく(2→3→5→7の順)。最後が1になったら終わり。
割り切れる素数で順番に割っていく(2→3→5→7の順)。最後が1になったら終わり。
最大公約数・最小公倍数の求め方
素因数分解を使う方法:
- 最大公約数(GCD):共通する素因数を取り出し、指数が小さい方を使う
- 最小公倍数(LCM):すべての素因数を取り出し、指数が大きい方を使う
例:12=2²×3、18=2×3²のとき、GCD=2×3=6、LCM=2²×3²=36
公式:GCD×LCM=2つの数の積(例:12×18=216=6×36)
整数の性質と割り算の余り
整数aをbで割った商をq、余りをrとすると:a=bq+r(0≦r<b)
- 偶数:2で割り切れる整数(…−4、−2、0、2、4…)
- 奇数:2で割ると余りが1の整数(…−3、−1、1、3…)
- 偶数+偶数=偶数、偶数+奇数=奇数、奇数+奇数=偶数
- 偶数×何か=偶数(必ず)、奇数×奇数=奇数
整数問題の解き方パターン
整数問題でよく使うテクニック:
- 連続する整数:n、n+1、n+2…と置く。連続する2つの奇数はn、n+2と置く
- 各位の数:十の位がa、一の位がbの2桁の整数は10a+b
- 倍数の判定:2の倍数→一の位が偶数、3の倍数→各位の和が3の倍数、5の倍数→一の位が0か5、9の倍数→各位の和が9の倍数
- ユークリッドの互除法:大きな数の最大公約数を求める効率的な方法
整数の試験対策まとめ
入試頻出パターン:2つの数の最大公約数をGCD、最小公倍数をLCMとすると LCM=GCD×(a/GCD)×(b/GCD)。「2つの数の積=GCD×LCM」を利用した問題。約数の個数:素因数分解でp^a × q^b × r^c…と表せるとき、約数の個数は(a+1)(b+1)(c+1)…個。例:36=2²×3²の約数は(2+1)(2+1)=9個。平方数(完全平方数):1・4・9・16・25・36・49・64・81・100。素因数分解したとき全ての指数が偶数。整数の問題は素因数分解が突破口になることが多い。問題を見たら「素因数分解できるか?」を最初に確認しよう。