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漢検 3級・準2級 頻出漢字

渇望(かつぼう)の意味・読み方・覚え方|漢検対策完全ガイド

漢字検定 3級・準2級 対策|まなクエ!学習ガイド

漢検過去問独学3級準2級同音異義語

渇望とは何か

受験生の私は、合格通知を「渇望している」という一文を書こうとして手が止まった。「かつぼう…のどが渇くほど望む、ということかな?」と自分なりに考えた。太郎は「かつぼう?かちぼう?」と読み方から迷っている。「渇」という字、よく見ると「勝(かち)」でも「活(かつ)」でもなく「渇(かつ)」だ——左側の「氵(さんずい)」が「水に関係する字」であることを知っていれば、意味と読みが一緒に見えてくる。

「渇望(かつぼう)」とは、のどが渇くほど強く望むこと・切実に求めることだ。「渇(かわく)」と「望(のぞむ)」が組み合わさり、「水を求めるように切実に望む」という原義から来ている。受験・スポーツ・恋愛など、強い欲求を表すときに使われる。

読み方:かつぼう(渇=カツ、望=ボウ)

品詞:名詞・サ変動詞(「渇望する」「渇望している」「渇望感」のように使う)

詳細解説

「渇(かつ)」の成り立ちと部首

「渇(カツ)」の部首は「氵(さんずい)」。水に関係する字だ。訓読みは「かわく(渇く)」。「のどが渇く・口が乾く」という状態を表す。右側は「曷(カツ)」という音符で、「渇」は「水(氵)が乾く(曷)」という形声文字だ。のどの乾きから転じて「強く求める」という意味になった。

「渇」と「喝」の字形の違い——ここが頻出ひっかけ

「渇(カツ・かわく)」と「喝(カツ・しかる)」は音読みが同じ「カツ」で、右側の字形(曷)も同じに見える。違いは左側だけだ。「渇」は「氵(さんずい)=水」、「喝」は「口(くちへん)=声・話す」。「渇水(かっすい)=水が干上がる」と「喝采(かっさい)=大声で褒める」は左側で意味が変わる。この違いは漢検の誤字訂正問題・同音異字問題でよく問われる。

「渇」のつく頻出熟語

読み意味
渇望かつぼう切実に強く望むこと
枯渇こかつ水・資源が尽きて干上がること
渇水かっすい水が少なくなること・水不足
渇くかわくのどが乾く・水分が足りなくなる
喝采かっさい大声で称賛すること(「喝」は口へん)

「渇望」と「希望」「切望」の使い分け

「希望(きぼう)」は「〜してほしい・〜したい」という一般的な望みを指す。「切望(せつぼう)」は「強く願う」。「渇望(かつぼう)」は「のどが渇くほど・命がけで」という極端に強い求めを意味する。同音異義語や類義語の問題では「渇望=切実な欲求」という点を押さえておく。

試験のキモ

「かちぼう」と読み間違える理由

「渇(カツ)」の右側が「勝(かち)」に見えてしまうことがある。しかし「渇」は「氵(水)+曷(カツ)」であり、「勝(かつ)」とは別字だ。「渇=カツ(かわく)」と訓読みとセットで覚えることで、読み間違いを防げる。また「活(カツ)」とも混同しやすいが、「活」は「生き生きする」の意で部首も「氵」だが、右側が異なる。

漢検 過去問での出題パターン

「渇く」と「乾く」の使い分け

「渇く(かわく)」はのど・口・体内の水分が不足する状態。「乾く(かわく)」は衣類・地面など外側の水分がなくなる状態だ。「のどが渇く→渇(氵・体内の水)」「洗濯物が乾く→乾(外側が乾燥する)」という対比で覚えると誤字訂正問題に対応できる。漢検の独学では「同訓異字」グループとしてこのペアをまとめて学習すると効率がよい。

覚え方

渇望=「のどがカラカラになるほど望む」。「渇」の氵(さんずい)は水。水がない=渇く。渇くほど強く望む=渇望。右側の「曷(カツ)」は音符で読み方の手がかりになる。

「渇」vs「喝」の区別で覚えるコツ

「渇(水が乾く)」は「氵(さんずい)」。「喝(大声でしかる)」は「口(くちへん)」。「のどが不足→渇」「から大声→喝」と左側の部首で意味と読み方を分類すると、誤字訂正問題で迷わない。

「渇望・枯渇・渇水」まとめ語呂

「カツ(渇)の字が出たら水不足のサイン」。渇望(強く求める)・枯渇(尽きる)・渇水(水不足)——すべて「水が足りない」イメージを持つ語だ。3語まとめてカード1枚に書いておくと独学での反復練習がしやすい。

対策

独学での学習ステップ

  1. 読みを先に固める:「渇=カツ(かわく)」を声に出し、「かちぼう」ではなく「かつぼう」と確認
  2. 「渇」グループをまとめて覚える:「渇望・枯渇・渇水・渇く」の4語を1セットで練習
  3. 「渇」vs「喝」の比較練習:2字を並べて書き、部首の違いを目で確認する
  4. 「渇く」vs「乾く」の使い分け:「体の内側→渇、外側→乾」とメモしておく
  5. 漢検 過去問で確認:「渇」が出た回の誤字訂正・同音異字問題を実際に解く

勉強方法のポイント

「渇望」は読み問題では比較的取りやすい語だが、誤字訂正・同音異字で「渇」vs「喝」が問われると混同しやすい。漢検の合格率・難易度の観点では、3級では「渇く」の送り仮名・訓読み、準2級・2級では「渇望・枯渇」の熟語読み・書き取りがそれぞれ問われるため、学習段階に合わせて深掘りする優先度を変えるとよい。

関連語読み漢検での出題区分
渇望かつぼう3級〜準2級 読み・書き取り
枯渇こかつ準2級・2級 読み・書き取り
渇水かっすい準2級 読み
喝采かっさい準2級・2級 誤字訂正・同音異字
渇く/乾くかわく3級〜準2級 同訓異字

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