日商簿記3級 学習ページ|決算

精算表

精算表は、残高試算表に決算整理を加え、損益計算書と貸借対照表へ振り分ける過程を1枚にまとめた表です。各列の貸借を確認しながら進めると、計算のずれを見つけやすくなります。

8桁精算表の流れ

8桁精算表は、残高試算表、修正記入、損益計算書、貸借対照表の4組の借方・貸方欄で構成されます。まず残高試算表を写し、決算整理仕訳を修正記入欄へ記入します。

修正後の各勘定残高を、収益・費用なら損益計算書欄へ、資産・負債・純資産なら貸借対照表欄へ移します。各勘定をどちらの財務諸表へ振り分けるかの判断が中心になる表です。

試算表→修正→損益・貸借への振分けで作る。

当期純損益を記入する

損益計算書欄で貸方合計が大きければ当期純利益です。その差額を損益計算書欄の借方と貸借対照表欄の貸方へ記入します。

反対に損益計算書欄の借方合計が大きければ当期純損失です。当期純利益と当期純損失では、精算表に記入する側が逆になるため、差額だけでなく左右を確認します。

利益は損益の借方・貸借の貸方へ記入する。

本番の形で解いてみる

表の問題(本番の第2問・第3問と同じ答え方: 表の空欄に入力)

会計期間は4月1日から翌年3月31日までである。次の残高試算表から8桁精算表を完成させなさい。決算整理事項は、 1. 期末商品棚卸高は100,000円で、3分法を採用し売上原価勘定で売上原価を算定する。 2. 備品は残存価額0円、耐用年数10年、定額法・間接法で減価償却する。備品300,000円は期首以前から使用している。 3. 保険料2,000円は次期分である。 4. 給料8,000円が未払いである。

残高試算表
勘定科目借方貸方
現金120,000
売掛金100,000
繰越商品80,000
備品300,000
減価償却累計額60,000
買掛金90,000
資本金250,000
繰越利益剰余金20,000
売上500,000
仕入260,000
給料50,000
保険料10,000
合計920,000920,000
8桁精算表
勘定科目残高借残高貸修正借修正貸損益借損益貸貸借借貸借貸
現金120,000120,000
売掛金100,000100,000
繰越商品80,000(ア)80,000100,000
備品300,000300,000
減価償却累計額60,00030,00090,000
買掛金90,00090,000
資本金250,000250,000
繰越利益剰余金20,00020,000
売上500,000500,000
仕入260,000260,000
給料50,0008,00058,000
保険料10,0002,000(ウ)
売上原価340,000100,000(イ)
減価償却費30,000(エ)
前払費用2,0002,000
未払費用8,0008,000
当期純利益(オ)(カ)
合計920,000920,000480,000480,000500,000500,000622,000622,000

表が横に長いときは、左右にスクロールできます。

答えと解説を見る

正解: ア 100,000 ウ 8,000 イ 240,000 エ 30,000 オ 164,000 カ 164,000

8桁精算表
勘定科目残高借残高貸修正借修正貸損益借損益貸貸借借貸借貸
現金120,000120,000
売掛金100,000100,000
繰越商品80,000100,00080,000100,000
備品300,000300,000
減価償却累計額60,00030,00090,000
買掛金90,00090,000
資本金250,000250,000
繰越利益剰余金20,00020,000
売上500,000500,000
仕入260,000260,000
給料50,0008,00058,000
保険料10,0002,0008,000
売上原価340,000100,000240,000
減価償却費30,00030,000
前払費用2,0002,000
未払費用8,0008,000
当期純利益164,000164,000
合計920,000920,000480,000480,000500,000500,000622,000622,000

表が横に長いときは、左右にスクロールできます。

売上原価勘定で、期首商品80,000円と仕入260,000円を借方に、期末商品100,000円を貸方に記入するので、売上原価は240,000円です。費用合計336,000円と売上500,000円の差額164,000円が当期純利益で、損益計算書欄の借方と貸借対照表欄の貸方に記入します。

まちがえやすい点: 修正記入欄では決算整理仕訳の借方・貸方をそのまま対応させます。

知識の問題(このページのために作った問題・四肢択一)

8桁精算表で当期純利益が生じた場合、その当期純利益を記入する組合せとして最も適切なものはどれか。

  1. 損益計算書欄の借方と貸借対照表欄の貸方
  2. 損益計算書欄の貸方と貸借対照表欄の借方
  3. 損益計算書欄の借方と貸借対照表欄の借方
  4. 損益計算書欄の貸方と貸借対照表欄の貸方
答えと解説を見る

正解: 損益計算書欄の借方と貸借対照表欄の貸方

利益は損益計算書欄の貸方超過を埋めるため借方に記入します。純資産を増やすため貸借対照表欄では貸方に記入します。

まちがえやすい点: 当期純損失の場合は記入する側が逆になります。

この内容を問題で確かめる

読んだところを、仕訳の入力・表の穴埋め・4択の10問セットで思い出してみましょう。

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このページの内容は、日本商工会議所「商工会議所簿記検定試験 出題区分表」(2022年度適用・2026年度も適用)の3級の範囲にもとづきます(2026年10月確認)。2027年度から出題区分表と配点が変わります。