基本情報技術者 学習ページ|科目A・アルゴリズムとプログラミング

プログラム言語の分類

プログラム言語は、記述の考え方や利用形態によって分類できます。手続型、オブジェクト指向、スクリプトの代表例と、複数言語を共通の実行基盤で扱う考え方を確認します。

三つの分類

手続型言語は、処理の手順を順序立てて記述する考え方を中心とする言語です。オブジェクト指向言語は、データとそれに対する操作をオブジェクトとして捉え、組み合わせてプログラムを構成します。スクリプト言語は、比較的簡潔な記述で処理の自動化やアプリケーションの制御などに利用されます。言語には複数の性質を持つものもあるため、試験では示された代表的な分類や特徴で判断します。

分類は代表的な特徴と具体例を対応させる。

手続型の代表例

手続型言語の代表例には、Fortran、COBOL、Pascal、BASIC、C、Rがあります。処理を手続のまとまりとして記述し、変数や制御構造を用いて実行の流れを表す点を押さえます。特定の用途で広く使われてきた言語もありますが、用途だけで分類を決めず、言語の記述モデルと代表的な分類を対応させます。

CやCOBOLなどは手続型言語の代表例。

オブジェクトとスクリプト

オブジェクト指向言語の代表例には、Java、C++、Julia、Goがあります。スクリプト言語の代表例には、ECMAScript、Perl、PHP、Python、Rubyがあります。実際の言語は複数のプログラミング方式を扱えることがありますが、分類問題では、設問で示された特徴や代表例の対応を優先して判断します。

Javaはオブジェクト指向、Pythonはスクリプトの代表例。

共通言語基盤

CLIはCommon Language Infrastructureの略で、複数の言語で作成されたプログラムを共通の実行環境で扱うための基盤に関する仕様です。言語ごとにまったく独立した実行方式を用意するのではなく、共通の型や実行の仕組みを利用できるようにします。個々のプログラム言語そのものではなく、言語間の相互運用を支える共通基盤として区別します。

CLIは複数言語を共通基盤で扱うための仕様。

本番の形で解いてみる

科目Aの形: 四肢択一(表を読む)(このページのために作った問題)

次の言語P〜Rを、代表的な分類に対応させた組合せとして、最も適切なものはどれか。

言語名称
PC
QJava
RPython
  1. P=手続型、Q=スクリプト、R=オブジェクト指向
  2. P=スクリプト、Q=手続型、R=オブジェクト指向
  3. P=手続型、Q=オブジェクト指向、R=スクリプト
  4. P=オブジェクト指向、Q=スクリプト、R=手続型
答えと解説を見る

正解: P=手続型、Q=オブジェクト指向、R=スクリプト

Cは手続型、Javaはオブジェクト指向、Pythonはスクリプト言語の代表例です。実際には複数の性質を持つ言語もありますが、この問題では代表的な分類を問うています。

まちがえやすい点: 一つの言語が複数の方式を扱えることと、代表分類を混同しない。

科目Aの形: 四肢択一(このページのために作った問題)

CLIの説明として、最も適切なものはどれか。

  1. オブジェクト指向言語をスクリプト言語へ変換するための言語分類である。
  2. 手続型言語に共通する文法を定め、各言語のソースコードを同じ文法へ統一する仕様である。
  3. 複数のプログラム言語を共通の実行基盤で扱うための仕様である。
  4. 一つのプログラム言語のライブラリ形式を定め、その言語だけで共通利用するための仕様である。
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正解: 複数のプログラム言語を共通の実行基盤で扱うための仕様である。

CLIは、複数の言語で作成されたプログラムを共通の実行基盤で扱うための仕様です。言語の文法を一つに統一したり、特定の一言語だけを対象にしたりするものではありません。

まちがえやすい点: CLIは言語の分類名ではなく、複数言語の相互運用を支える共通基盤の仕様。

科目Aの形: 四肢択一(このページのために作った問題)

プログラム言語の分類と特徴の対応として、最も適切なものはどれか。

  1. スクリプト言語―複数言語を共通の実行基盤で扱うための仕様を指す。
  2. オブジェクト指向言語―処理の手順を中心に順序立てて記述する。
  3. スクリプト言語―比較的簡潔な記述で処理の自動化などに利用される。
  4. 手続型言語―データと操作をオブジェクトとして捉えて組み合わせる。
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正解: スクリプト言語―比較的簡潔な記述で処理の自動化などに利用される。

スクリプト言語は、比較的簡潔な記述で処理の自動化やアプリケーションの制御などに利用されます。アは共通言語基盤(CLI)の説明で、イとエは手続型言語とオブジェクト指向言語の特徴を入れ替えた説明です。

まちがえやすい点: 手続型とオブジェクト指向の特徴を入れ替えない。

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このページの内容は、IPA「基本情報技術者試験 シラバス Ver.9.2」(2026年1月公表)と試験要綱Ver.5.6の範囲にもとづきます(2026年10月確認)。IPAは2027年度春ごろから新しい試験制度に移る予定です。