基本情報技術者 学習ページ|科目A・情報メディア

画像と仮想表現の基礎

マルチメディアでは、色の表し方、画像を構成する画素、解像度、データ量、画像形式の違いが問われます。AR・VR・MRやモーションキャプチャなど、現実空間と仮想情報を扱う技術も整理します。

光と色の三原色

ディスプレイなど発光する媒体では、光の3原色であるRed、Green、Blueを重ねる加法混色を用います。三色の光を強く重ねるほど明るくなり、三色を十分に重ねると白に近づきます。

印刷物では、色の3原色であるCyan、Magenta、Yellowを基本とする減法混色を用います。光を吸収する色材を重ねるほど反射する光が減るため、加法混色とは明暗の方向が逆です。

RGBは加法混色、CMYは減法混色。

画素と解像度

デジタル画像は、色や明るさをもつ最小単位である画素の集合として表せます。横と縦の画素数が多いほど、同じ表示寸法なら細部を表現しやすくなります。

ppiは1インチ当たりの画素数、dpiは1インチ当たりのドット数を表す指標です。画像データの画素密度と、プリンタなどの出力装置のドット密度は単位の対象が異なるため、数値だけで同じ意味とみなさないようにします。

ppiは画素密度、dpiはドット密度。

画像データ量を求める

圧縮しない画像のデータ量は、基本的に横の画素数×縦の画素数×1画素当たりのビット数で求めます。バイトへ直すときは8で割り、必要に応じてKBやMBへ換算します。

例えば24ビットカラーでは、1画素を24ビット、すなわち3バイトで表します。解像度のdpiやppiだけでは総画素数は決まらないため、画像の物理寸法か縦横の画素数も必要です。

非圧縮画像は画素数×1画素のビット数で計算する。

ラスターとベクター

ペイント系ソフトウェアは、画像を画素の集まりとして扱うラスター形式を主に用います。写真のような細かな色の変化を扱いやすい一方、拡大すると画素が目立つことがあります。

ドロー系ソフトウェアは、線や曲線、図形を数式や属性で表すベクター形式を主に用います。図形を拡大・縮小しても形状を再計算できるため、ロゴや図面のような形の編集に向きます。

写真はラスター、図形中心はベクターが扱いやすい。

仮想空間を重ねる

ARは現実の映像や空間に仮想情報を重ねて提示する技術、VRはコンピュータで構成した仮想空間への没入感を与える技術です。MRは現実空間と仮想物体を対応付け、相互の位置関係などを反映しながら融合させる考え方です。

メタバースは、利用者がアバターなどを通じて参加・交流できる持続的な仮想空間の概念です。モーションキャプチャは、人や物体の動きをセンサーやカメラで取得し、CGキャラクターなどの動きへ利用します。

AR・VR・MRは現実と仮想の関わり方で区別する。

本番の形で解いてみる

科目Aの形: 四肢択一(計算)(このページのために作った問題)

横1,920画素、縦1,080画素、1画素24ビットの非圧縮画像1枚のデータ量は何バイトか。付加情報は考えないものとする。

  1. 2,073,600バイト
  2. 6,220,800バイト
  3. 8,294,400バイト
  4. 49,766,400バイト
答えと解説を見る

正解: 6,220,800バイト

画素数は1,920×1,080=2,073,600です。1画素24ビットは3バイトなので、2,073,600×3=6,220,800バイトです。

まちがえやすい点: 24ビットを24バイトとして扱ったり、ビットのまま答えたりしないようにする。

科目Aの形: 四肢択一(このページのために作った問題)

印刷物で用いる減法混色の基本となる3色の組合せはどれか。

  1. Red、Green、Blue
  2. Cyan、Magenta、Yellow
  3. Red、Magenta、Yellow
  4. Cyan、Green、Blue
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正解: Cyan、Magenta、Yellow

減法混色ではCyan、Magenta、Yellowを基本とします。Red、Green、Blueはディスプレイなどで用いる加法混色の基本色です。

まちがえやすい点: RGBとCMYを、光と色材のどちらに使うかで取り違えやすい。

科目Aの形: 四肢択一(このページのために作った問題)

現実の空間を見ながら、その上に位置情報に応じた案内表示を重ねて提示する技術として、最も適切なものはどれか。

  1. AR
  2. VR
  3. MR
  4. メタバース
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正解: AR

ARは現実の映像や空間に仮想情報を重ねて提示する技術です。VRは仮想空間への没入を中心とし、メタバースは利用者がアバターなどで参加する仮想空間の概念です。

まちがえやすい点: MRも現実と仮想を組み合わせるが、仮想物体と現実空間の対応や相互関係まで扱う点を区別する。

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このページの内容は、IPA「基本情報技術者試験 シラバス Ver.9.2」(2026年1月公表)と試験要綱Ver.5.6の範囲にもとづきます(2026年10月確認)。IPAは2027年度春ごろから新しい試験制度に移る予定です。