基本情報技術者 学習ページ|科目A・プロジェクトマネジメント
品質を計画し管理する
プロジェクトの品質では、求める品質を明らかにし、その達成を確かめながら必要な処置につなげます。品質計画、検査報告書、是正処置、予防処置の関係と、測定値の活用を確認します。
品質の三つの流れ
品質の対象群には、品質の保証及び管理を計画し、確定するためのプロセスが含まれます。主なプロセスは、求める品質と進め方を決める品質の計画、計画に沿って品質確保の活動を進める品質保証の遂行、測定や検査によって結果を確かめる品質管理の遂行です。計画、保証、管理の役割を混同しないようにします。
品質は計画、保証の遂行、管理の遂行で扱う。
品質計画と検査
品質要求事項は、成果物やプロジェクト活動に求められる品質上の条件です。それを踏まえて、品質をどのように確保し確認するかを品質計画にまとめます。実施段階では進捗データや測定結果を確認し、検査の結果は検査報告書として整理できます。要求、計画、実際の結果を結び付けて考えることが重要です。
品質要求事項を基に計画し、検査結果を確認する。
是正と予防
品質管理の結果、すでに発生している不適合や問題の原因に対応し、再発を防ぐために行う処置が是正処置です。これに対し、まだ発生していない不適合の原因となり得るものに先回りして対応し、発生を防ぐために行うのが予防処置です。どちらも品質を高めるための処置ですが、問題が発生済みか、未発生の可能性に対するものかで区別します。
是正は発生済み、予防は未発生の原因に対応する。
測定値を活用する
品質管理では、検査件数、不良件数、不良率などの品質管理測定値を集め、状況を判断できる形に表します。例えば、項目別の件数を表にして多い項目を比較したり、時系列の測定値を並べて変化を確認したりします。データ表現技法は目的に応じて選択するため、何を比較したいのか、どの変化を見たいのかを先に明確にします。
品質測定値は目的に合う表現方法で比較する。
本番の形で解いてみる
科目Aの形: 四肢択一(このページのために作った問題)
測定や検査によって品質の結果を確かめるプロセスとして、最も適切なものはどれか。
- 品質保証の遂行
- 品質の計画
- 品質要求事項
- 品質管理の遂行
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正解: 品質管理の遂行
測定や検査によって結果を確かめるのは品質管理の遂行です。品質保証の遂行は計画に沿って品質確保の活動を進め、品質の計画は求める品質と進め方を決めます。品質要求事項は成果物などに求められる品質上の条件で、プロセスの名称ではありません。
まちがえやすい点: 品質の計画・品質保証の遂行・品質管理の遂行は、決める・進める・確かめるで区別する。
科目Aの形: 四肢択一(このページのために作った問題)
すでに発生した不適合の原因に対処して再発を防ぐ処置と、まだ発生していない不適合の原因となり得るものに対処して発生を防ぐ処置の組合せとして、最も適切なものはどれか。
- 前者=予防処置、後者=是正処置
- 前者=品質要求事項、後者=進捗データ
- 前者=是正処置、後者=予防処置
- 前者=検査報告書、後者=品質計画
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正解: 前者=是正処置、後者=予防処置
発生済みの不適合の原因に対処して再発を防ぐのが是正処置です。未発生の不適合の原因となり得るものに先回りして対応するのが予防処置です。
まちがえやすい点: 是正は発生後、予防は発生前という時間関係を基準に区別する。
科目Aの形: 四肢択一(計算)(このページのために作った問題)
ある工程で350件を検査したところ、14件の不良が見つかった。不良率を百分率で表した値はどれか。
- 4.2%
- 0.04%
- 25.0%
- 4.0%
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正解: 4.0%
不良率は不良件数÷検査件数×100で求めます。14÷350×100=4.0%です。0.04%は百分率にしていない値、4.2%は良品数336件で割った値、25.0%は割る数と割られる数を逆にした値です。
まちがえやすい点: 不良件数を良品件数で割るのではなく、検査した全件数で割る。
基本情報の学習ページ
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基本情報技術者のページへ →このページの内容は、IPA「基本情報技術者試験 シラバス Ver.9.2」(2026年1月公表)と試験要綱Ver.5.6の範囲にもとづきます(2026年10月確認)。IPAは2027年度春ごろから新しい試験制度に移る予定です。