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インターネットと通信サービス

インターネットでは、機器を識別する仕組みと、Webやメールなどのサービスが組み合わされています。似た用語を役割ごとに切り分けて覚えるのがポイントです。

IPアドレスの役割

ネットワーク上で通信相手を識別するために使う番号がIPアドレスです。インターネット上で直接利用されるグローバルIPアドレスと、組織内などで使うプライベートIPアドレスがあります。

IPv4はアドレス数に限りがあるため、より広いアドレス空間を持つIPv6が利用されています。IPv6のIPアドレスは128ビットです。

IPアドレスは通信相手を識別する番号

DNSとドメイン名

人にとって扱いやすい文字列でコンピュータやネットワークなどを識別する名前がドメイン名です。Webサイトの利用では、ドメイン名を対応するIPアドレスに変換する必要があります。

この名前とIPアドレスの対応付けを行う仕組みがDNSです。DNSはドメイン名からIPアドレスを調べる名前解決を行うと覚えます。

DNSはドメイン名とIPアドレスを対応付ける

URLとサブネット

URLは、Web上の資源の場所やアクセス方法を表す文字列です。一般に、通信方式を示す部分、ホスト名、資源までの経路などから構成されます。

IPアドレスのうち、どの部分をネットワークの識別に使うかを示すものがサブネットマスクです。サブネットマスクはMACアドレスを求めるためのものではない点に注意します。

URLは資源の場所、サブネットはネットワーク範囲

To・Cc・Bcc

電子メールのToには主な宛先、Ccには内容を共有したい相手を指定します。ToとCcに指定されたメールアドレスは、通常、他の受信者からも確認できます。

Bccに指定された受信者のアドレスは、ほかの受信者には表示されません。複数の相手に互いのアドレスを見せず一斉送信したい場合はBccが適すると考えます。

Bccの宛先は他の受信者から見えない

cookieとWeb利用

cookieは、Webサイトがブラウザ側に保存させる小さな情報で、ログイン状態や設定の維持などに利用されます。利用者の識別や行動分析に使われる場合もあります。

cookieはWebページそのものを保存する仕組みではありません。一時的にWebデータを保存して再表示を速くするキャッシュとは役割が異なる点を整理します。

cookieは利用者の状態や設定などを保存する

MIMEとRSS

電子メールでは、文字だけでなく画像や音声など様々な形式のデータを扱うためにMIMEが使われます。データの種類を示し、メールで扱えるようにする仕組みです。

Webサイトの新着記事などの更新情報を配信する仕組みの一つがRSSです。RSSリーダを使うと、複数サイトの更新情報をまとめて確認できます。

MIMEはメールの多様なデータ、RSSは更新情報

オンラインストレージ

インターネット経由で事業者のサーバ上にファイルを保存し、複数の端末から利用できるサービスをオンラインストレージといいます。共有やバックアップにも利用されます。

便利な一方、公開範囲の設定を誤ると情報漏えいにつながります。共有設定やアクセス権限を確認して利用することが必要です。

クラウド上の保存は共有設定にも注意する

ISPとMVNO

インターネットへの接続サービスを提供する事業者をISPといいます。利用者はISPを通じてインターネットへ接続します。

携帯電話の通信設備を他社から借り、自社ブランドで移動体通信サービスを提供する事業者をMVNOといいます。MNPは電話番号を引き継ぐ制度で、事業者の種類ではない点を区別します。

ISPは接続事業者、MVNOは設備を借りる通信事業者

移動通信の技術

移動中に端末が接続する基地局を切り替えて通信を継続する仕組みをハンドオーバーといいます。他の事業者の通信網を利用できるようにする仕組みはローミングです。

複数の周波数帯をまとめて利用し、通信速度などを高める技術をキャリアアグリゲーションといいます。基地局の切替えとは別の技術です。

基地局切替えはハンドオーバー、帯域束ねはCA

SIMとテザリング

携帯電話回線の契約者情報などを扱うために使われるものがSIMです。端末に組み込まれ、物理カードを差し替えずに契約情報を書き込めるタイプをeSIMといいます。

スマートフォンなどを経由して、PCやタブレットをインターネットにつなぐ機能をテザリングといいます。スマートフォンが他の端末の通信経路になる仕組みです。

eSIMは内蔵型、テザリングは回線の共有

本番の形で解いてみる

基本の問題(このページのために作った問題・本番と同じ四肢択一)

利用者がブラウザに入力したドメイン名に対応するIPアドレスを調べる仕組みはどれか。

  1. DNS
  2. DHCP
  3. ARP
  4. NAT
答えと解説を見る

正解: DNS

DNSはドメイン名に対応するIPアドレスを調べる名前解決に使われます。DHCPはIP設定の配布、ARPはIPアドレスとMACアドレスの対応付け、NATはIPアドレスの変換を行います。

まちがえやすい点: 名前とIPアドレスの対応付けはDNS、IPとMACアドレスの対応付けはARP。

基本の問題(このページのために作った問題・本番と同じ四肢択一)

Aさんが、ToにBさん、CcにCさん、BccにDさんを指定してメールを送った。受信者からDさんのメールアドレスが見えないようにできる指定はどれか。

  1. To
  2. Cc
  3. Bcc
  4. Reply-To
答えと解説を見る

正解: Bcc

Bccに指定した宛先は、通常、ToやCcを含む他の受信者には表示されません。Reply-Toは返信先として使用するアドレスを指定する項目です。

まちがえやすい点: Ccの宛先は他の受信者にも表示されるが、Bccは表示されない。

基本の問題(このページのために作った問題・本番と同じ四肢択一)

携帯端末の通信で、複数の異なる周波数帯をまとめて利用して通信性能を高める技術はどれか。

  1. ハンドオーバー
  2. キャリアアグリゲーション
  3. ローミング
  4. テザリング
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正解: キャリアアグリゲーション

キャリアアグリゲーションは複数の周波数帯を束ねて利用する技術です。通信容量や速度の向上に利用されます。

まちがえやすい点: ハンドオーバーは移動時の基地局切替え。

この内容を問題で確かめる

読んだところを、本番と同じ四肢択一の10問セットで思い出してみましょう。

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このページの内容は、IPA「ITパスポート試験 シラバス Ver.6.5」(2026年1月公表)の範囲にもとづきます(2026年10月確認)。