第二種電気工事士 学習ページ
図記号と器具の写真
配線図の問題では、図記号で示した器具を写真から選ぶ問題が毎回3問ほど出ます。全体の形より、刃受け(プラグの刃を差し込む穴)・端子・ボタン・表示など働きに関わる部分を見ると、初めて見る写真でも選べます。
写真問題は「機能が現れる部分」を見る
写真問題は、器具全体の色やメーカー名より、配線図の傍記と実物の「機能が現れる部分」を合わせます。まず図記号から候補をコンセント・点滅器・照明器具・遮断器・ボックスに絞り、次に刃受け、表示窓、操作部、端子番号、試験ボタン、ノックアウト(打ち抜くと電線管を通す穴になる、ボックスの丸い切れ込み)を確認します。外形が似ていても、機能に必要な部品が無ければ除外できます。最後に本体の定格・極数(同時に入り切りする電線の数)・「E」「漏電」などの刻印を照合します。
色や外形より、刃受け・端子・ボタン・刻印など機能に直結する部分で選ぶ
コンセントは刃受けと接地部分で見分ける
コンセントは正面の刃受けの向きと形を最初に見ます。単相100V用(125V)の15Aは縦2本で、正面から見て左(接地側)が長く右(電圧側)が短い。20A(15A兼用)は長い左の刃受けがT字形です。単相200V用(250V)の15Aは横向きの平行2本、20A(15A兼用)は横1本とL字形の組合せです。三相200V用(三相=3本の電線で送る電気。工場の電動機などに使う)は刃受けが3つあります。
接地極付は電源用2極とは別に半円形の接地極の差込口があり、接地端子付は本体に接地線を接続する端子があります。接地極付と接地端子付は別の特徴なので、接地極の穴とE端子の有無を別々に確認します。抜け止め形は差し込んだ後にひねって抜けにくくする弧状の刃受けです。配線図では抜け止め形はLK、防雨形はWPと傍記されるので、先に傍記で種類を決めてから写真を照らし合わせます。
まず傍記(20A・250V・E・LK・WP)で種類を決め、刃受けで照合。15A 125V=縦2本(左が長い)、15A 250V=横平行、20AはT字・L字の専用形
スイッチは表示灯・操作部・端子番号を見る
点滅器は前面だけで迷うとき、表示部と背面の端子番号が決め手です。3路スイッチは端子0・1・3、4路スイッチは1・2・3・4を持ちます。2極スイッチも端子が4つありますが、2つの接点が連動して2本の電路を同時に入り切りする形で、1-2・3-4をたすき掛けに切り替える4路スイッチとは内部の回路図で見分けます。位置表示灯内蔵形は負荷が切のとき表示灯が点灯し、確認表示灯内蔵形は負荷が入のとき点灯します。調光器はつまみや回転ダイヤルなど明るさを調整する操作部、熱線式自動スイッチは人を検知するレンズ、遅延スイッチは時間設定や遅れ機構の表示が見分けどころです。
3路=0・1・3、4路=1・2・3・4。表示灯は「切で点灯(位置)」か「入で点灯(確認)」か
照明器具は天井への取り付け方で区別する
照明器具は、発光部より取付け方が分かる形を見ます。ペンダントは天井からコードで吊るす構造、ダウンライトは天井穴に埋め込む筒状・箱状の本体とばね金具、シーリングライトは天井面に沿って取り付ける薄い円盤・角形です。シャンデリヤは中央から複数の腕が分かれ、複数灯を支える形です。引掛シーリングは照明器具そのものではなく天井側の配線器具で、プラグを差して回して固定するための溝や刃受けがあります。
吊るす=ペンダント、埋め込む=ダウンライト、天井面に沿う=シーリングライト
遮断器は試験ボタンと漏電表示を探す
遮断器はレバーだけでなく、試験ボタンと表示を探します。漏電遮断器には漏電動作を確認するテストボタンがあり、「漏電」「感度電流」などの表示が付くものがあります。漏電遮断器は、テストボタン、定格感度電流(30mAなど)の表示、漏電表示の3点を確認します。配線用遮断器は過電流保護(過電流=決められた量より多く流れる電流)が中心で、これら漏電検出用の表示や仕組みがありません。写真で似た黒い器具が並んだら、端子数、定格表示、テストボタン、漏電表示部の順に確認すると絞りやすくなります。
テストボタン・感度電流・漏電表示があれば漏電遮断器を疑う
ボックス類は材質・穴・ふたで見分ける
ボックス類は材質、開口部、ノックアウト、ふた、器具取付け部を見ます。鋼製アウトレットボックスは金属製の箱で、側面や底面に丸いノックアウトが多数あります。スイッチボックスはスイッチやコンセントを取り付ける開口と取付けねじ部が目印です。VVF用ジョイントボックスは絶縁性の樹脂製で、VVFケーブルの接続部を収めて覆う形です。プルボックスは比較的大きな角形の箱と着脱できる平らなふたを持ち、電線の引入れや接続に使います。
金属+多数の丸穴、器具取付け部、樹脂製、角箱+平らなふたの違いを見る
管の付属品は両端の形と固定ねじを見る
器具以外の写真では、何を固定・接続する形かで判断します。金属管用カップリングは短い筒形で、管と管を一直線につなぐため両側が管受けになります。ねじなし形では固定ねじが外周に見えます。ボックスコネクタは管とボックスをつなぐため、片側にボックスへ固定する部分があります。サドルは管を壁面に押さえる帯状金具、ステップルはケーブルを押さえるコの字形の固定具です。名称が似ていても、両端が管用か、片側がボックス取付け用かを見ると区別できます。
両側が管受け=カップリング、片側がボックス固定用=ボックスコネクタ
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読んだところを、問題で思い出してみましょう。
5問を解く →どこから読むかは第二種電気工事士の勉強の順番(過去の傾向から)にまとめています。このページの数値・基準は、2026年4月1日時点の電気設備技術基準・同解釈・電気工事士法などにもとづきます(2026年10月確認)。