FP3級 学習ページ|CH03 金融資産運用

預貯金と利回りの計算

単利と複利の違い

単利は、当初の元本だけをもとに毎期の利息を計算する方法です。

元利合計額 = 元本 ×(1+年利率×運用年数)

複利は、元本にそれまでの利息を加えた金額を次の期間の元本として利息を計算します。1年複利でn年間運用する場合は次のように計算します。

元利合計額 = 元本 ×(1+年利率)n

複利では「利息にも利息が付く」ため、同じ金利・同じ期間なら、運用期間が長くなるほど単利との差が広がります。

仕組預金は、通常の定期預金とは異なる条件やデリバティブ取引を組み込んだ預金で、中途解約が制限されるものなどがあります。

単利=元本だけに利息。複利=利息を元本に組み入れて次の利息を計算

信託商品と純金積立は仕組みとリスクを見る

信託は、委託者が財産を受託者に託し、受託者が定められた目的に従って管理・運用する仕組みです。商品によって元本保証の有無、運用方法、換金条件などが異なるため、預金と同じものとは限りません。

純金積立は、一定額などで継続的に金を購入していく方法です。金価格の上昇による利益を期待できる一方、金価格の下落による元本割れがあり、預金のように利息が付く商品ではありません。取扱会社によって手数料や保管・引出しの条件も異なります。

金は株式や債券のような発行体を持たない実物資産で、保有しているだけで利息や配当が生じる商品ではありません。価格変動による元本割れの可能性があります。

信託=財産を託して管理・運用。純金積立=金価格で損益が動き、元本保証ではない

保険を金融商品として見るときの注意点

貯蓄性のある生命保険などは、保障を得ながら将来の資金準備に利用できる商品があります。ただし、保険料の一部は保障や事業運営の費用にも充てられるため、預貯金と同じ仕組みではありません。

契約後早い時期に解約すると、解約返戻金が払込保険料の合計額を下回ることがあります。変額保険など運用実績によって受取額が変わる商品では、運用リスクも負います。

保障の内容・解約時の受取額・運用リスクを分けて確認することが大切です。

外貨建て保険は、保険料や保険金などが外貨建てとなる生命保険で、円で受け取る場合には為替変動の影響を受けます。円高になると円換算した受取額が減ることがあります。

保険は保障が中心。解約返戻金や運用実績によって払込額を下回ることがある

本番の形で解いてみる

4択の確認問題

現在100万円を年利2%(複利)で10年間運用した場合の元利合計として最も近いものはどれか。

  1. 約112万円
  2. 約120万円
  3. 約108万円
  4. 約122万円
答えと解説を見る

正解: 約122万円

100万円×(1.02)^10≈121.9万円≈約122万円(終価係数利用)。

4択の確認問題

毎月一定額で金を購入する純金積立を始めた人が、購入後に金価格の下落を経験した。この場合の説明として、最も適切なものはどれか。

  1. 純金積立は預金と同じく利息が付くため、利息で値下がり分が補われる。
  2. 金は実物資産なので、取扱会社が元本を保証している。
  3. 毎月一定額で購入しているので、評価額が積立額を下回ることはない。
  4. 金価格が下落すれば、評価額が積立額を下回ることがある。
答えと解説を見る

正解: 金価格が下落すれば、評価額が積立額を下回ることがある。

純金積立は金を継続的に購入する方法で、金価格が下落すれば評価額が積立額を下回る(元本割れする)ことがあります。利息は付かず、元本の保証もありません。まちがえやすい点: 一定額ずつ買っても、値下がりのリスクはなくなりません。

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読んだところを、問題で思い出してみましょう。

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どこから読むかはFP3の勉強の順番(過去の傾向から)にまとめています。試験に出る数字は勉強の順番のページの一覧にまとめています。このページの数字・制度は、2026年4月1日時点の法令などにもとづきます(2026年10月確認)。