FP3級 学習ページ|CH07 実技 資料の読み方
6つの係数の早見表の読み方
係数名を覚えていても、問題文の言い方が変わると迷いやすい分野です。一括か毎年か、現在と将来のどちらへ動かすかを手がかりに、使う係数を選べるようにします。
実技でこの資料が出る場所
2024年5月・2025年5月・2026年5月の公開問題では、6つの係数は問4の位置で3回とも出ています。資料には利率と年数ごとの係数が並ぶので、まず問題文から利率と期間を拾い、その交点だけを見ます。次に「今の金額を将来へ」「将来必要な額を今へ」「毎年積み立てる」「毎年取り崩す」のどれかを判定します。係数名を暗記だけで当てず、お金が一括か毎年か、時間の向きが未来か現在かを確認します。
見分け方:一括か毎年か、今→将来か将来→今かを先に決める
問題文の言葉から6つの係数を選ぶ
「今あるお金を運用して将来いくら」→終価係数、「将来必要な額のため今いくら」→現価係数です。毎年のお金なら、「目標額まで毎年積み立てる」→減債基金係数、「元金を一定期間で毎年取り崩す」→資本回収係数、「毎年積み立てた合計の将来額」→年金終価係数、「毎年受け取りたい額に必要な元金」→年金現価係数です。たとえば年利3%で10年後に500万円必要なら、現価係数0.744を使い、500万円×0.744=372万円です。「積み立てる」と「取り崩す」を逆にしないこと。
見分け方:「目標額まで積み立てる」→減債基金、「取り崩す」→資本回収
早見表の交点と答えの端数をそろえる
係数が決まったら、利率の表と年数の列の交点を読み、問題の金額に掛けます。年利2%・10年後に500万円を作るため毎年積み立てるなら減債基金係数は0.091です。
500万円 × 0.091 = 45.5万円
これが毎年の積立額です。早見表の係数を途中で丸め直さないで、与えられた0.091をそのまま使います。答えは設問の指示に合わせ、万円、小数第1位、円未満など最後にだけ端数処理します。
係数は表の値をそのまま使い、端数処理は最後に1回
本番の形で解いてみる
実技・資料を読む問題(日本FP協会 2026年5月の公開問題 実技問4と同じ形)
年利2%の係数早見表 係数は小数点以下3桁で表示している。万円未満は四捨五入。
| 5年 | 10年 | 15年 | |
|---|---|---|---|
| 終価係数 | 1.104 | 1.219 | 1.346 |
| 現価係数 | 0.906 | 0.820 | 0.743 |
| 減債基金係数 | 0.192 | 0.091 | 0.058 |
| 資本回収係数 | 0.212 | 0.111 | 0.078 |
| 年金終価係数 | 5.204 | 10.950 | 17.293 |
| 年金現価係数 | 4.713 | 8.983 | 12.849 |
現在の800万円を年利2%で10年間複利運用する場合、10年後の金額として、最も適切なものはどれか
- 656万円
- 1,077万円
- 975万円
答えと解説を見る
正解: 975万円
現在の金額を一定期間運用した後の金額を求めるので、終価係数を使う。800万円×10年の終価係数1.219=975.2万円より、975万円となる。まちがえやすい点: 15年の欄(1.346)を使うと1,077万円、現価係数0.820を掛けると656万円になる。
この内容を問題で確かめる
資料を読んで3つから選ぶ、実技と同じ形の問題で確かめましょう。
5問を解く →どこから読むかはFP3の勉強の順番(過去の傾向から)にまとめています。試験に出る数字は勉強の順番のページの一覧にまとめています。このページの数字・制度は、2026年4月1日時点の法令などにもとづきます(2026年10月確認)。